2018年07月20日

伝えることの難しさ

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“燕三条地域は一般的には地方都市の1つに過ぎないかもしれないが、ものづくりの観点で改めて眺めれば、世界レベルでの先進都市である”

これは先日、とあるパネルディスカッションでご一緒させていただいた燕市内のとある有名な産業人のお言葉です。

こうした言葉に、少なくとも私は、共感を覚え、心が震え、誇りと勇気が沸き起こり、それが即ち、次への原動力となります。

そして、これこそ(そうした気持ちの変遷と新たなる行動変容)が、私たちのまちに持続可能性をもたらす最も重要な要素の最小単位であるというのが、私の最近の仮説でありまして、この心の震えに始まる一連の化学変化をいかに多面的に重層的に起こさせるのかが私自身の目下最大の責務の1つであると考えるようになりました。

そんなわけで、高校生に向けた“このまちの強みは何か?”を中心にできるだけ分かりやすく紐解いたプレゼン資料を作成し、市内高校生に向けた説法を開始しました。

それだけではなく、同じ資料を用いながら、市民の皆様に、どころか、小中学生にも、地道な布教活動(!?)を開始したところです。

写真は、先日行われた大島学園(大島中学校、須頃小学校、大島小学校)の児童生徒向けの講演を終えた後のワークショップの様子なのですが、随分熱心に自分達のまちの将来を語り合っていたのが印象的でした。

と、ここまで書くと、この布教活動も順風満帆に見えるのですが、実際のところはそうでもなく…

先日、某高校での講演を終え、“寝る生徒も殆どいなくて、頷きながら聞いてくれる生徒もいたし、反応は悪くなかったな…”と自己評価しながら意気揚々と戻ってきたのですが、後日、奥様ネットワークを通じて、私の話を聞いた生徒の1人が家に帰ってくるなり、“いやぁ、さすが市長だ。話の内容が難しすぎて、さっぱり分からなかった。ああいう難しい話ができる市長は、やっぱスゲーや”と呟いたと聞いてしまうと、さすがにショックでショックで…

少なくとも、中学生には分かるように作り込んだつもりなんだけどな…

全ての方々に、少なくとも自分から見たこの地域の風景を伝えるだけのことがこんなにも難しいとは…

でも、始めはこんなものです。

改良に改良を重ねて、全ての皆さんの琴線に触れることができるような布教活動(!?)に発展させていきます!
posted by 国定勇人 at 10:11| 新潟 | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

【急募】岡山県高梁市での災害ボランティアを募集します

今般、この度の西日本豪雨に際し、三条市がお預かりした義援金の一部を活用して、ボランティアを被災地に派遣することとしました(報道資料はこちら)。

募集人員は20名。

活動場所は岡山県高梁市。土砂の取り出しやごみの搬出などをお願いすることとなります。

移動手段は、市所有のマイクロバス。

移動中の飲食、ボランティア活動後の入浴代、そしてスコップなどの備品は三条市で用意致しますが、それ以外の基本装備は各自でご用意願います。

活動時間は、ここ数日の異常高温に鑑み、午前中の最大3時間のみとします(従って、結果的には、ボランティア活動後直ちに三条市に折り返すという弾丸日程になることをご理解下さいませ)。

三条市の出発時間を明日午後9時と致しますので、ボランティア参加をご希望の方は明日午後3時までに行政課防災対策室にお申し込み下さいませ。

その他不明の点についても、行政課防災対策室の方にお願い申し上げます。
posted by 国定勇人 at 18:04| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

根付いた食文化の再発掘運動を!

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先ほどの続きを…

先ほども申し述べたように、国道289号線八十里越区間が開通することは様々な恩恵をもたらすことは紛れもないことでなのですが、反面、“開通すると、下田郷は通過点に過ぎなくなるのではないか…”と懸念する声があるのも否めない事実であります。

結論から申し上げると、これまでの官民双方における取組の積重ね(民でいえば、スノーピークHQ嵐渓荘吉ヶ平フィッシングパークなどの存在、官でいえば、道の駅漢学の里しただや日帰り温泉施設いい湯らていの存在やNPO法人ソーシャルファームさんじょうや地域起こし協力隊による諸活動など)による拠点機能、滞留空間機能の萌芽が見え始めているので、その懸念は杞憂に終わるものと考えておりますが、それでも欲を言えば、“食”が若干弱いかな…というのが正直な気持ちであります。

そういう意味では、六十里越に向かう道中に位置する栃尾地域の“油揚げ”は羨ましい存在…

最近では、イートインコーナーを持つ油揚げ屋さんも増えてきて、食べ歩きもできるようになっており、その分、個人的にも同地での滞留時間も長くなっているなぁ…と実感しています。

こういう食べ歩きもできるような、下田郷の郷土食ってないものかしら…

地域起こし協力隊やしただ塾の塾生に発掘してもらえると嬉しいな!と思う今日この頃であります。
posted by 国定勇人 at 15:39| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最終コーナーを回った実感

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先日、東京で開催された国道289号線建設促進期成同盟会の総会。

会長の佐藤信秋参議院議員だけでなく、ご来賓としてお越しいただいた国会議員の挨拶が例年以上に力が入っていたのが印象的でした。

とりわけ、福島県側選出の国会議員の挨拶の熱量がハンパなかった…

県央基幹病院が平成35年早期に開院されることもしっかりとインプットされていて、“命を繋ぐ道”としての国道289号線の重要性を強く訴えられておりました。

私自身、人様の前でお話をさせていただく機会も多く、また数多くの政治家の皆さんの挨拶を伺う機会も多いため、1つひとつの挨拶への本人の熱量の多寡については、伺っているだけで分かるつもりなのですが、あの総会での皆さんの挨拶は本物でした。

これも“いつ開通するか分からない”という状況から“ゴールが間近に見えてきた”という実感を察知したからこその変化だと感じております(あぁそうそう、既知のこととして書き綴ってまいりましたが、国道289号線には、福島県只見町と新潟県三条市に跨る“八十里越”と呼ばれる区間があって、この区間は、国道289号線と称しながら、幕末に河井継之助公が“八十里腰抜け武士の越す峠”と詠んだ頃と殆ど変わっていない状態の昔ながらの道、つまり車両の通行のできない、徒歩だけでの通行が可能な交通不能区間なのです)。

と、書いてきましたが…

でも、やっぱり、この道の重要性を強く深く認識していたからこその発言だったのかもしれません…

私はこの総会の前日、那須高原まで、@国道252号線(六十里越)(冬期間は通行止め)、A国道289号線(只見町〜南会津町)、B国道121号線(南会津町〜日光市)、C国道400号線(日光市〜那須塩原市)を経由してドライブしてきたのですが、総時間4時間余りのうち、実に2時間強を、三条市にとっては隣町にしか過ぎない只見町への移動(六十里越)に要する現実を体感したとき、“八十里越が開通すれば、2時間強が1時間に短縮され、栃木への道がいよいよ磐越道経由ではない、このルート経由が現実的になるな”とリアルにイメージできたのですが、考えてみれば、会津側の皆さんからしてみれば、国会議員の皆さんの挨拶のようにそれどころではないのですよね。

例えば、只見町。

2.5次医療を施せる最寄の病院は会津若松市にしかありません。

そこまでの時間は1時間半…

ドクターヘリという手段もありますが、伺ってみると、冬期間や雨天などはほぼ絶望的なのだそうであります…

そうなると、2.5次医療対応が可能となる県央基幹病院まで、1時間弱で到達できることとなる国道289号線八十里越区間の開通は、まさに“命を繋ぐ道”としての悲願、悲痛ともいえる心の叫びなのだと思います。

“平成35年の県央基幹病院の開院までに八十里を繋ぐ!”

これを合言葉に、会長を筆頭に一致団結して取り組んでまいりたいと思います。

皆様からの温かいご支援もお願いいたします(具体的な“支援”とは、まずは国道289号線八十里越区間工事に関心を持っていただくことです。しかも、何も杓子定規に大真面目に向き合うばかりでなくてもいいと思っています。例えば、秘境八十里越体感バス。紅葉や南会津郡の良さを感じていただきながら、当該道路を体感していただくだけでも立派な貢献です。何卒宜しくお願い申し上げます)
posted by 国定勇人 at 09:50| 新潟 | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月18日

下田郷はいいところだっ!

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昨日の東京出張は、灼熱地獄でした…

普段であれば、公共機関が極度に発達している東京は“歩かざるを得ないまち”として、スマートウェルネスシティの見本になるべきところですが、2分も歩けば、汗が噴き出すような炎天下では、身の危険も感じてしまうほど…

それでも歩かなければならない東京は過ごしにくいまちなんだなぁ…と、かつての故郷を冷ややかに眺めてしまう自分がいます…

それに比べて三条は暑いは暑いですが、東京とはそのレベルが違いすぎて、本当に幸せ。

とりわけ、下田郷は自然もいっぱいですし、それだけで癒されますが、本日開講した“しただ塾”でエアコンなし生活を始めた入塾生に話を伺ってみると、朝晩は気持ちよく過ごせるとのこと。埼玉や大阪から下田郷での人生を選択した4人の塾生さん、あなた方の判断は決して間違ってはいない!

というわけで(どういうわけで!?)、向かった先は“そば処山河”さん。

涼を求めて、“うまい蕎麦が食べたい”と自然に足が向いたのでありました。

しかし、贅沢ですな…

こんなに美味しい蕎麦を、クルマでわずか数十分走らせるだけで、味わえるなんてっ!

下田郷は、そして三条は、移住先として、ホントおススメですっ!
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2018年07月13日

それでも三条はいいところだ。

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7.13水害を忘れない。

これは真実です。

でも、これだけでは、私たちは前に進めない。

これもまた事実です。

時に自然は私たちに牙を向けますが、それと同時に、否、時間の長さで言えば、圧倒的にそれ以上の長さで、私たちに微笑み、恵みを、美しさを、安らぎを、癒しを与えてくれます。

その恩恵を前向きに受け止め、私たちは歩む宿命を背負っています。

先日、とある移住者向け雑誌のインタビューを受け、“移住希望者に対して、三条をPRできる点はどこですか?”と聞かれました。予め担当職員が用意してくれていた、ものづくりのまちとしての魅力やそれを中心とする特徴的な行政施策のメモとは裏腹に、私はこう答えました。

“平日、仕事を終え、思い立ったら、40分ほどで絶景の下での露天風呂に浸かれるのです、三条は”“同じく思い立ったら、仕事帰りに、クルマを少し走らせて、日本海に沈む夕陽を眺めることができるのです、日常生活の中で”と。

何故ならば、これが移住者である私の実感だからです。

時には水害のような脅威が私たちを襲いますが、圧倒的な時間は、都会では決して味わうことのできない贅沢な豊かな時間をこの地は与えてくれます。

その幸せをも噛み締めつつ、今日という節目の日を閉じたいと思います。

(今回の豪雨による被災地も、いつかそう思える日が来ますように…)
posted by 国定勇人 at 17:08| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7.13水害を忘れない。

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今回の西日本における豪雨災害は、私たちに改めて、自然の脅威を感じさせました。

こうした事象を眼前に触れたとき、私たちにできることは何か?

それは、私たちに不幸をもたらした災害を決して忘れず、それを教訓とし続け、その克服に向け、不断の努力をし続けることだと私は考えています。

私たちにとってのそれは、平成16年に発生した7.13水害であり、平成23年に発生した7.29水害…

私たちは、この日を決して忘れず、犠牲になってしまった方々のためにも、市民1人ひとりの命を守りきるための不断の努力を怠ってはいけないと思います。

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それでは、私たちにとっての“不断の努力”とは何か?

まずは、公助の分野。これは、市長としての私、市役所としての私たちの分野であります。

私たちは今、策定している“水害対応マニュアル”が本当に現実性を担保しているものなのかどうかを真剣に、根本から見直しをかけているところです(恥ずかしながら、不確実性が著しく高まる中、災害対応において死守しなければならない機能を守りきれるかどうかを検討を要する点があるのも事実です。私たちは今、そうした災害体制上の“隘路”の洗い出しとその“開削”作業を続けております)。

こうした公助分野での不断の努力を続けることで初めてお願いできることであるとは自覚しているのですが、市民1人ひとりの命を守りきるためには、共助、そして何よりも自助の分野における不断の努力が不可欠であります。

それでは、自助、つまり、私たち市民1人ひとりにとっての“不断の努力”は何か?

私は、全戸に配布している“逃げどきマップ”を今一度見て確認することに尽きると思っております。

私たちの“逃げどきマップ”は、建物の形状、お住まいの場所、そして避難行動に移るタイミングによって、“垂直避難”がいいのか、“水平避難”がいいのかを明らかにしているだけでなく、災害に際しての心得をほぼ網羅する形で構成されております(読み応えのある雑誌レベルの分量です)。

私は、私たちが手にすることのできるあらゆる情報の中で、最も充実したものが“逃げどきマップ”であると断言できます。

幸い三条市の皆さんは、防災意識が高く、前回の7.29水害後のアンケートでも、約7割の方が“目を通したことがある”と答えていただきましたが、それでもまだ、100%ではありません。

どうか、読んだことのある方も、そうでない方も、“自分の命を守る教科書”だと思っていただき、再び目を通して頂ければと思います。

7.13水害を忘れない。

こう誓った私たちにできる最初の行動を今日、実践しましょう(写真は、今年の訓練の模様です)。
posted by 国定勇人 at 10:13| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

道の駅全国大会を開催します!

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今日は北陸ブロックの道の駅総会でした。

北陸ブロック管内80駅の道の駅関係者が一堂に会しての総会で、これはこれで重要な会議だったのですが、次回はいよいよ全国大会っ!

9月27日と28日の2日間、道の駅でもある燕三条地場産業振興センターで開催いたします。

期日が近付いたらまた、お知らせいたしますが、北陸ブロック管内の道の駅による特産品販売なども企画しておりますので、どうぞお見逃しなくっ!
posted by 国定勇人 at 16:13| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イケメンすぎるぜ、ゴートク!

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三条市の誇るスター、酒井高徳選手。

まぁ、イケメンです。

悔しいので(!?)ここでは1枚しか載せませんが、彼の美貌をご覧になりたい方は、こちらこちらをどうぞ。

動画付きでっせ!

(ちなみに、彼の容姿の良さばかりを書きましたが、素晴らしいのはもちろん容姿ばかりではありません。さすが、ドイツのプロリーグでキャプテンを務めるだけあって、人格も完璧。およそ27歳の青年には見えません。市民との交流会でも、お疲れの中、何時間も笑顔で接し続けていただき、まさに神対応でした!)
posted by 国定勇人 at 10:52| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月11日

【読書感想文】日本辺境論&決定版日本人論

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今更ながら読みました。

内田樹氏の“日本辺境論”。

当時大変話題になっただけあって、“日本人とは何ぞや?”ということについて、かなり明快に論じ切っていますし、個人的には納得のできる良質な内容となっております。

と同時に、だからといって、その“日本人とは何ぞや?”にあまり流されることなく(それを言い訳にすることなく)、自分は自分でありたいと思ったのも事実ですし、その結果、つまり、本来持っている日本人のDNAとそれに抗う個人の意思の完遂によって初めて、一個人として、現代にとってバランスの取れた人材が完成できるのではないかと改めて自分を見つめ直すこともできました。

日本人の性を客観的に知るには、やはり一度は目を通すべき本だと思います。

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他方、渡部昇一氏の“決定版日本人論”。

これは1年以上前に読んでいながら、これを単独では紹介できないな…とお蔵入りしていた一冊であります。

というのも、一介の日本人として、本書の内容は十分理解できるものの、それらが“日本人とは何ぞや?”という真髄を突いていないような気がしていたからですし、それ以上に主張のあちらこちらに漂っている(日本人論を語る上では不必要と思われる)思想的な匂いを消しきれず、本書だけを紹介するにはいささか勇気が必要だと感じていたからです。

でも、私たちの先人たちがいかに他国からの文化を受け入れ、自己昇華してきたのかということを、様々な面から学ぶことができるのは、少なくとも本書の大きな特徴だと思いますし、その延長線上に“日本人とは何ぞや?”がうっすらと見えてくるという意味でも、十分に読む価値はあると思います。

サッカーW杯がいよいよクライマックスを迎えようとしている今、世界各国の特徴も、この世界大会を通じて垣間見られた今、読んでみてはいかがでしょうか?
posted by 国定勇人 at 14:51| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする