2020年06月23日

読書感想文を放置していたら…

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不定期に投稿していた読書感想文。

途中で面倒臭くなって、投稿を止めたら、こんな状態に…

気持ちが乗ったら、少しずつ載せていきます…
posted by 国定勇人 at 15:12| 新潟 ☀| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

密で良いのです(一般質問のやり取りから…)

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本日で6月定例会の一般質問が終わりました。

今回の一般質問も有意義なものが多く、その都度真摯に対応させていただいたのですが、その中で“ん?”と感じた場面があったので、少しだけご紹介を…

地元の三條新聞に掲載された“三条の街食べ歩き飲みあるき記”の連載企画の初回で、私と総務部長、政策推進課職員とが一緒に飲食している写真が掲載されていたことを捉えて、“参加メンバーがあまりにも近い距離で飲食をしているのはおかしいのではないか?”“3密回避を心掛けるべきではないか?”とのご指摘を頂いたのですが、このご指摘を皆さんはどう受け止められますか?

ちなみに、私の方からは、“この場合は密でいいのです”“むしろ、こうした関係性では密でも問題ないということを敢えて見せたくて、あの連載企画を相談の上作っていただいたのです”“議員さんも是非そうした姿勢を周りの皆さんに見せてあげて下さい”と答弁申し上げました。

その趣旨は次のとおりです。

新型コロナウィルス感染症の感染状況がかなりの落ち着きを見せている新潟県においては、“正しく恐れる”新しい生活様式の下、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくことが求められております。

この際、最も難しい判断を迫られるのが飲食店での飲食の場面です。

何故ならば、飲食は会話、懇談をしながら楽しむものであり、3密を避けることが事実上困難だからです(3密を回避するために“参加者の間隔を2m程度空ける”“横並びに座る”を選択するのであれば、それは会食、飲食の実際とはほど遠く、現実的ではありません)。

それでも、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくためには、何らかの指針を示さなければならない…

そんなジレンマの中、私たちは、家族や同僚、親しい友人など、直近2週間程度の(感染拡大地域に行っていないといった)お互いの行動を把握し合う紐帯関係の強いグループであれば、他グループとの間の3密を回避した上で、店内に入る際の手指消毒、咳エチケットといった個人の感染予防策を行えば、当該グループ内は必ずしも距離を取ったりする必要はない、という指針を取りまとめ、それを“三条エール飯プラス”プロジェクトに反映するとともに、その見える化に努めることとしました。

もちろん、三條新聞さんの連載記事第一弾に敢えて登場させていただいたのも、その一環であります(一緒に参加した職員は総務部長や秘書担当職員など同じ3階フロアで仕事を共にしているメンバー同士ですし、他グループとはもちろん間隔を空けており(正直に申し上げると、あの時期はまだまだ客足が戻らず、私たち以外1組しかお客さんがいませんでした…)、入店時の手指消毒や大皿料理でのトング使用なども、かなり丁寧に取材して記事化していただきました)。

上述の指針にはもう1つ利点があります。

それは、万が一の際にもクラスター対策を早急に打つことができることです(お互い認識し合う間柄ですので、当然のことではありますが…)。

早急なクラスター対策を打つことができるのであれば、このグループはこのグループ内で感染リスクを封じ込めることができるので、感染拡大に積極的に加担することなく、その結果、医療崩壊のリスクを高めることにも繋がりません(あくまで、感染状況が現在の新潟県の状況程度に落ち着いていることが前提条件ですので、念のため…)。

で、最後にもう1つ。

この論理は、保健所を有しない感染症対策にいかなる権限をも有しない三条市だけが唱えているわけではない、ということです。

先般発出された“外食業の事業継続のためにガイドライン”Q&Aによると、“家族や親しい友人等のグループであれば、不特定の個人とは取扱いを分けて考える必要があり、間隔を空けて横並びということは現実的ではない”旨が示されており、私どもの整理と合致しております。

こうしたことを踏まえての答弁だったのですが、質問された議員は今一つ納得されていないご様子でした…

今の新潟県の状況は、“正しく恐れる”新しい生活様式の下、極力従来どおりの日常生活、社会経済活動に戻していくことが求められる段階です。

もちろん、ゼロリスクを志向する方もいらっしゃるので、そうした方々に無理をしてまでも外食を薦めるつもりは毛頭ございませんが、他方で、私たちの(全国ガイドラインにも裏打ちされた)指針が仲間同士との外食に躊躇されている方々を背中をそっと後押しするくらいの効果があるとすれば本望ですし、三條新聞さんの連載記事がそうした後押しに繋がったという声を聞くたびに嬉しく思っております。

というわけで…

“三条エール飯プラス”プロジェクトに皆さんも、飲食店に足を運ぶという形で参加しませんか?
posted by 国定勇人 at 15:14| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

一般質問におけるやり取りから…(雑感)

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連日、三条市議会本会議において市政に関する一般質問が続いています。

今回の一般質問で際立って多いのが新型コロナウィルス感染症に関するもの。

これはこれで十二分に理解できるのですが、先日の記者会見も含めてその中でもひときわ関心が高く、個人的には“何でここまで関心が高いのだろう?”と思うのが、新型コロナウィルス感染症拡大期における避難所の対応の在り方について…

“人と人との間隔を2m以上空けることが避難所運営を難しくすることとなるのではないか?”という問題意識そのものはもちろん大切だとは思っているのですが、そもそも災害時における避難の考え方、その中での避難所の位置付けを整理しないことには、そもそもこの議論の入り口にさえ立てないのではないか…これが私個人の本件に関する素朴な疑問であります。

三条市では、避難準備・高齢者等避難開始や避難勧告或いは避難指示の発令対象地域全員が水平避難(避難所への避難)することは現実的ではなく、むしろ生命に危険を及ぼすリスクが高まるとの認識の下、東日本大震災発災直前の平成23年には既に、水平避難から垂直避難(自宅2階や近所の2階以上など安全な場所への避難)を原則とすることとし、実際、この考え方の下で、平成23年の7.29水害を乗り越えました。

今もこの考え方は貫かれており、基本的には堤防直下の家屋倒壊等危険区域や土砂災害の直撃を受ける区域にお住まいの方々を中心に、水平避難することを求めております。

その上で、体温検査等によるスクリーニングと空間分離の徹底、段ボールパーテーションによる避難者同士の身体的距離の確保、といった云わば当たり前の対策を講じている程度なので、避難所だけがこんなに切り取られる形で取り上げられるのが今一つ肌感覚として理解ができないのです…(付言すれば、全体の避難の在り方が整理されていれば、その中での避難所の在り方は、今回の新型コロナウィルス感染症対策のみならず、それと同様に論じなければならない、様々な障害を持たれている方々への配慮、妊婦さんへの配慮、乳幼児のいる家庭への配慮、ペットへの配慮などなどの様々な課題もあるわけで、それをどこまで配慮していくのか、どこまで避難所が担うべきなのかという避難所に関する根源的要素について議論を深めていかなければならないと考えるのです…)

今回の新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、避難所運営に深刻な影響を与えるような事態が生じているのだとすれば、それは、“新型コロナウィルス感染症”が主要な原因なのではなく、避難の在り方そのものに原因があると思うのですが、如何でしょうか?



明後日、三条市では水害対応総合防災訓練が行われます。

幾つもの取材申込みがあるようですが、各メディアにおかれては、避難所運営に関して“フェイスシールドとかで新型コロナウィルス感染症対策を講じていますよ”という表面的な絵面ばかり追い求めるのではなく、避難の在り方というそもそも論にも視点を当てていただければ幸いです(参考までに、三条市総合防災アドバイザーの片田教授がまとめた提言を非難に関する提言のリンクを貼ります。こちらをどうぞ)。
posted by 国定勇人 at 15:09| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

産業都市の真骨頂

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少し旧聞に属する話題となりますが、三条市に本社があるホームセンターを運営するアークランドサカモトさんがLIXILビバを買収するとの発表には正直驚きました(関連記事はこちら)。

何せ、業界10位のアークランドさんが業界6位のLIXILビバを買収したのですから…

でもそれと同時に、ものづくりのまち三条市、燕三条地域の行政に身を置く者として、このニュースを誇らしく思ったこともまた事実であります。

考えてみれば、このホームセンター業界の発祥は三条市という説もあるくらい得意とする産業分野の1つでありまして、業界4位のコメリさんも元を辿れば、三条市が創業の地であるのですから、そうした説も頷けるわけであります。

新型コロナウィルス感染症による影響で国内経済の不透明感は増すばかりですが、こうした時期を敢えて捉え、今回のように買収を通じて企業体力を強化する(引いては三条市、燕三条地域全体の産業基盤を強化する)だけでなく、それぞれの地域の雇用、産業を守っていくことはむしろ歓迎すべきことだと思います。

今般の新型コロナウィルス感染症による影響に伴う産業地図の流動化が三条市の、燕三条地域にプラスに資することを期待しますし、私たちが応援できる規模、範囲での後押し策も図っていかなければならないと決意を新たにしたところです。

ところで、写真は“かつや”のテイクアウト。

“かつや”もまた、アークランドサカモト傘下の事業ですので、“三条エール飯@ウチ”と捉えてもいいのかもしれませんね。
posted by 国定勇人 at 12:42| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月18日

子ども達の教育活動も新たな段階へ

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明日、いよいよ東京都など5都道県との往来自粛が緩和される(三条市は、先月28日の私からのメッセージを以って、事実上の黙認に転じましたが…)とともに、室内イベントの開催可能規模も緩和されるなど、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う各種制限措置が広範に緩和され、私たちの生活、社会経済活動は新たな段階に突入することとなります。

この緩和措置は、子ども達の教育活動にも及びます。

三条市では、国や県の方針も斟酌しながら、部活動について、明日より市内限定の交流活動(合同練習など)を解禁するほか、7月1日からは県内市町村との練習試合を可能とするなど、徐々に正常化に向けた動きに入ってまいります(3密回避策については、各競技種目毎に定められたガイドラインに則ることを原則とすることに留め、その結果、密接となる場面が生ずる、例えば組み合うなどの活動も事実上可能となります)。

この基本的方針は体育授業においても援用されるため、児童・生徒の教育活動はかなりの程度自由の効く状態になると考えております。

例えば、中学校の体育祭。

中学校の体育祭は元々2学期に行われる予定だったので、観覧制限等の措置を講ずるなど3密の発生を極力回避しつつも、生徒の活躍する場面においてはできる限り従前どおりの形で臨めるよう、教育委員会において検討が精力的に進められておりますし、1学期開催が多い小学校の運動会についても、既に決断した中止決定は覆らないものの、それに代わる“何か”を児童のために用意できないか、前向きな検討を進めているところです。

そうそう。

恐らく、大半の中学生にとって、最大の楽しみと思われる修学旅行についても、もちろん現地の感染状況を精査することは行いますが、8月1日から可能とすることと致しました。

あとは、既に中止を決めてしまった文化系、スポーツ系それぞれの分野における児童生徒にとっての“ハレの場”をどのように整えていくのか…

この点についても、極力柔軟に検討していただけないか教育委員会に打診しているところですし、きっと素晴らしい解決策を導き出していただけることでしょう。

子ども達にとっては振り回されることとなったここ数ヶ月となってしまいましたが、これから極力挽回し、良き思い出に残る1年へと変えていきたいと思っております。

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写真は、しらさぎ森林公園

花菖蒲の見頃を迎えつつあります。

今年は花菖蒲まつりを開催していないにも関わらず、人出が例年よりも多いのだとか…

どうやら、県内他市町村の利用制限が厳しい状況が続いている中、相対的に柔軟な運用をしている私たちの公園に客足が向いているようです。

現在の感染状況を鑑みれば、もちろん大歓迎ですっ!

夜はホタルの乱舞も見られるようになりました。

園内の散策路を一方通行にするなど3密回避策も講じておりますので、安心して足をお運びいただき、併せて日帰り温泉施設“しらさぎ荘”でお寛ぎいただければと思います。
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2020年06月17日

身内を褒めることをお許し下さい…

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1人当たり10万円の特別定額給付金の支給率が98%を超え、概ね目途が立ったことを受け、担当チームの職員有志と懇親会を昨晩開きました。

県内30市町村の中で、粟島浦村、聖籠町と肩を並べ、ぶっちぎりで支給率トップを走っている三条市のパフォーマンスを支えてきた担当職員をどうしても労いたかったので、これで少し肩の荷が下りた気がしています(定額給付金の支給率は人口規模に大きく左右されるのが定説の中、粟島浦村約400人、聖籠町約14,000人と肩を並べて、10万人都市の三条市がトップを走っていることがいかに奇跡的なことかご理解いただければと思います)。

それにしても、支給手続きに当たっての裏話、秘話を伺えば伺うほど、本当に担当職員はよく頑張りました!と堂々と褒めたたえたいという気持ちを抑えられなくなりました。

担当職員は“それでも数件のミスが生じてしまったことが反省点だ…”と振り返っておりましたが、私は敢えて“10万人全てに支給する任務を準備期間もなく短期間にしなければならない中、僅か数件のミスで山場を乗り越えたことは100点満点に等しい”と申し上げたいっ!

こうした職員がいる三条市役所を私は本当に誇りに思います。

できれば、担当した職員(プラス応援に入ってくれたパンチャーさん方)全てと懇親会をしたかったのですが、新しい生活様式などの制約下ではなかなか難しく、私の想いを拙ブログを介して伝えたいと考え、こうした方法を取ることとしました。

皆さんに心からの感謝を申し上げます。

本当にありがとうございます。

支給率100%のゴールまであと僅か。最後の最後まで気を抜くことなく、頑張ってくださいね。
posted by 国定勇人 at 12:31| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

議会人事、固まる。

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昨日から始まった三条市議会6月定例会。

その初日となった昨日は議会人事が行われました。

その結果、これまで2年間にわたって三条市議会を取りまとめてきた阿部議長、岡田副議長コンビから、佐藤議長、山田副議長コンビへと移行することが決まりました。

これまでの2年間、阿部議長、岡田副議長には、私たち執行部の想いに真摯に向き合い、耳を傾けていただき、直近では、新型コロナウィルス感染症拡大段階に応じ様々な対策を矢継ぎ早に打っていかなければいけない局面においても、冷静な対応に努めていただき、議会と市長という二元代表制がフル稼働することに大変な貢献をいただくなど、一言では語り尽くせないほど数々の功績を残されました。

(個人的には、新たに友好都市を締結することとなった重慶市巴南区への公式訪問の際、私どもにとっては恒例となっている超過密スケジュールを議長を先頭とする議員団にもお願いしてしまった結果、街中ではもちろんのこと、空港の中でさえもお土産を買う暇を1秒たりとも与えることができなかったことが申し訳ない気持ちとともに強烈な印象として残っているところですが、それをも一言の不満も漏らさず任務を遂行していただいたところに議長の人柄を感じ、深く感銘を覚えた次第であります…)

さて、これから2年間は佐藤議長、山田副議長による新しい体制による議会運営が行われます。

私たちとしても、二元代表制の一翼として、その役割を改めて深く認識し、まさに車の両輪の如く、新議長団と綿密な意思疎通を図りながら、同じ方向感を持ちながら市政運営を展開してまいりたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。
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2020年06月15日

株式会社コロナの社長さんから広告メッセージについて

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この土曜日、株式会社コロナさんが社長名による“コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ”と題したメッセージを記した広告を新潟日報に掲載しました(関連記事はこちら)。

これまで発信することが却って風評被害を招くのではないかと意識的に差し控えてまいりましたが、三条市には石油ファンヒータ等の製造メーカとして全国的にも名を馳せている株式会社コロナの本社があります。

株式会社コロナの存在は三条市民にとっての誇りでもあるので、三条市民が同社を誹謗中傷することは決してないと信じて止まないわけですが、他方で、テレビメディアを中心に、新型コロナウィルス感染症のことを単に“コロナ”と称する傾向があることに心を痛めておりました。

そんな中での今回の広告メッセージ。

正直なところ、心にグッと来るものがありました。

残念ながら、新型コロナウィルス感染症は国内で定着した言葉となっているので、これを覆すことはなかなか困難ではありますし、行政として不正確かつ伝わりづらい表現を用いることは避けなければならないのですが、少なくとも、私たちは、新型コロナウィルス感染症のことを単に“コロナ”と呼称することだけは絶対に避けたいと思います(私自身も、単語を長くすることで少しでも印象を和らげることになるのではないかとの想いから、これまでも“新型コロナウィルス”或いは“新型コロナウィルス感染症”と呼称してきましたが、これに拘り抜くことへの決意を新たにしたところです)。

市外、県外の皆さまにおかれましても、新型コロナウィルス感染症の呼称の際には株式会社コロナの存在を少し意識していただき表現いただければと思いますし、更に申し上げれば、これから暑い夏に向かって、クーラーをお買い求めの際には、新型コロナウィルス感染症の言葉によって苦しんでいる株式会社コロナの存在があることを思い起こしていただき、行動変容に繋げていただければ幸いです。

何卒、宜しくお願い申し上げます。
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2020年06月12日

今回の第2次補正予算はマジで凄いかもっ!

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現在国会で審議が行われている第2次補正予算案ですが、雇用調整助成金の大幅拡充などの陽の当たる政策の陰で(⁉)、もの凄い政策が盛り込まれております(より正確に申し上げると、盛り込まれているようにみえます)。

その政策とは、中小企業向け資本性資金供給・資本増強支援事業として盛り込まれた資本性劣後ローンのことっ!

私はこれまで申し上げてきたとおり、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う政府の各種支援策はリーマンショック時よりも遥かに幅広で深掘りされていて概ね歓迎評価すべきとの立場である一方、制度融資についてはもっと大胆に踏み込まなければ、らーめん屋さんのような個人経営的事業主さんにとっては資金調達しにくいのではないかと主張してまいりました(関連する拙ブログはこちら)。

それが何と今回の第2次補正予算案では改善されたところか、私の想像の遥か上を行く劣後ローンの設定という形で実現されようとしているのです。

劣後ローンの概要についてはこちらの記事に譲るとして、“原則として「長期間、償還不要」の融資”である劣後ローンの設定ですから、少なくとも政府の本気度だけは窺えるのではないかと…

問題は、こうした大胆な制度が趣旨目的のとおり、今回の新型コロナウィルス感染症拡大に伴い深刻なダメージを受けている事業主さんに、迅速かつ確実に利用され、経営悪化を食い止める魔法の杖に化けるのかどうか…

私たちとしても、予算措置を講ずるなどして市としての支援スキームを早急に構築し、市内事業者の皆さんをお支えしていきたいと考えております。

ちなみに、今回の第二次補正予算案に組み込まれた金融支援策は、本日ご紹介した劣後ローンの設定以外にも様々な空前絶後の大胆な支援メニューが詰み込まれております。

私たちだけでは消化不良に陥りそうなので、予算措置を講じてでも広く研究を深め、迅速に事業者の皆さんに繋ぐ体制を講じていきたいと考えており、そんなことを念頭に置きつつ、2段落前の表現があるものとご理解いただければ幸いです。
posted by 国定勇人 at 12:05| 新潟 ☔| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月11日

やはり答えは現場にあるのですね。

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先日ご紹介した“新型コロナウイルス感染防止グッズ開発官民合同プロジェクト”第一弾ですが、本当に相当な反響があったようで、ご紹介した会社さんの中には、全国うどんチェーン店の飛散防止アクリル板として採用され、既に全国店舗に設置されていたりと、ものづくりのまちとしての実力が遺憾なく発揮され、ものづくりのまちらしい社会貢献が進んでいることを実感しております(紹介したブログ記事はこちら)。

さて…

先日、その第二弾を記者会見でご紹介させていただいたところなのですが、そのうちの1件に“そういうニーズがあるのか…”と少し反省してしまう製品開発がありました。

それがこの写真にあるフェイスシールド。

これだけを見れば、まぁよくあるフェイスシールドなのですが、この製品を開発する際のパートナーにハッとさせられたのです…

そのパートナーとは言語聴覚士さん。

言語聴覚士とは“聴覚や言語機能の障害を持つ人に対して、検査やリハビリテーションを繰り返しながら、機能回復をうながしていく”ことを仕事とする方々のことを指すのですが、確かに、彼ら彼女らの仕事はその職務の性格上、どうしても相手をする方との距離を近づける必要があります。

云わば、3密のうち最も根幹をなす密接から逃れることのできない宿命にある職種です。

その方々が使いやすい製品が開発されたことは嬉しい限りなのですが、これまでの間、三条市は言語聴覚士を対象に特別な新型コロナ対策を行ってきたのだろうか…と考えると、少なくともそこまで思いを至らなかった自分を恥じてしまいます…

きっと、そうした現場がたくさんあるのでしょうね。

もう一度、気持ちを引き締め直して事に臨んでまいりたいと決意を新たにしました。
posted by 国定勇人 at 10:41| 新潟 ☁| ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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